私も江戸ッ子のはしくれとして、縁あって入っている。
皆陽気で口はめっぽう悪いが、人のいい連中だ。
神輿を担ぐのが3度のめしを1度にしてでも好きで、5月頭の地元根岸のお祭りをかわきりに、浅草三社、6月鳥越、8月深川とお神輿を
担ぐ。
半纏(はんてん)の模様は
三下がり、背中に大きく元三睦の文字。
皆この半纏を誇りにし、大切にしている。
どの祭でも神輿を担げる半纏はそれぞれ決まっている。
だから半纏に恥じない様にみんな振る舞うのだ。七尺の白いさらしをキュッと締め込み、白いダボシャツの上から半纏を羽織る。
粋で鯔背(いなせ)なおあにいさんの出来上がり。
背が高く腰高の外人さんには似合わないんだこれが。
短足で腹の出たおやじの方が似合うのだ。
「ざま−見ろてんだ!くやしくてすわり小便すんなよ!」
女の子はハラガケとモモヒキを
はき、髪をオダンゴにして、細く手ぬぐいつけると、粋でかわいい下町娘。
こういう集まりは良いもんだ。
職業も皆バラバラだけれど祭
以外も、花見だ、海水浴だと集まる口実をつけては仲良く遊んでいる。
酒も皆めっぽう強い。
若いもんが学校や家庭以外でもこうゆう集まりで、口のききかたや、人との付き合いを身に付けて大人になっていく。
鳶(とび)の頭の拍子木(ひょうしぎ)に合わせて一本締め。
「チョチョ、チョン。チョチョ、チョン。チョチョ、チョン、チョン。」
で神輿にとっつき担ぎだす。
ハナ棒を担ぐ男達の顔が得意げだ。
「ソ−レイ!ソ−レイ!
ソ−レイ!」
旨い担ぎ手同士が担ぐと、神輿の四隅の房がきれいに揺れて、てっぺんの鳳凰がクルッ、
クルッと踊ってみせる。
「ソーレイ!ソ−レイ!
ソ−レイ!」
アドレナリンが吹き出して、初夏の青空の下、とびっきりの笑顔。
「下町はどっこい元気だよ!」 |
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ツルツル坊主に入れ墨。おーこわ。
後ろからこっそり盗み撮り。
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町内の角かどでお神輿にお参り。
「家内安全。商売繁盛。」
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町内に故林家三平の家がある。
おかみさんが御神輿を迎えるため、
入り口でお清めの塩をまく。
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