ムカデとクモとヤモリが、クモの家で宴会を開いた。仲のよいムカデとクモとヤモリの宴会は大いに盛り上がり、すぐに酒がなくなった。【ムカデ】「クモ君。お酒ないよ。」【クモ】「ムカデ君。酒屋で買ってきてよ。」【ムカデ】「えー!僕が行くの?」【ヤモリ】「そうだよ。お前が一番飲んでいるんだから、お前が買って来いよ。」【ムカデ】「わかった。買って来るよ。」ムカデは部屋を出て行った。 ムカデはなかなか帰って来ない。【クモ】「ムカデ君、遅いね。」【ヤモリ】「そうだね。」 クモとヤモリは更にムカデの帰りを待ったが、それでもムカデは帰って来ない。【クモ】「こんなに時間がかかるのはおかしい。何あったに違いない。ムカデ君を探しに行こう!【ヤモリ】「わかった。そうしよう。」 クモとヤモリがクモの家の玄関に行くと、ムカデはまだ一所懸命【靴】をはいていた。
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メキシコのチワワ州南部の『夢の洞窟』(正式な名称はNacia鉱山)の『透石膏・セレナイト』の巨大結晶。最大の結晶柱は、高さが50フィート(約15メートル)、直径4フィート(約1.2メートル)。また1メートルから2メートルの結晶がそこら中から伸びていて、光が反射しあって半透明の金色とか銀色に見えるそうだ。推測される全体の重さは10トン。洞窟内の温度は気温65度、湿度100%。そのため中にいると10分ほどで疲労が限界に達してしまい、フラフラになるとのこと。神様は時に大変な悪戯をされるものだ。 『神は偉大なり!』 | |
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下北沢にたまに立ち寄る銭湯がある。富士山などを描いた背景画などもなくいたって小ざっぱりした潔い銭湯なのだが、ここのお湯はなぜか程よい湯加減で湯あたりが良いのだ。もしかしたら井戸水を沸かしているのかと思い、番台のおばさんに思い切って「ここのお湯は井戸水なの?」と尋ねると、「いやただの水道水だよ!」と素っ気ない表情で答えが返ってきた。何だ嘘でも「うちは井戸水だよ!」ぐらい言ってくれても良いものを。湯船に浸かってぼんやり洗い場を見ると、いぶし銀の様ないかにも銭湯好きそうなおやじが、セルロイドの石鹸入れから取り出した石鹸を、使い古したタオルに丁寧に丁寧にすり込んで、からだ中泡だらけにして洗っていた。たまに仇にでも会った様にむきになって洗っているこうゆうおやじっているんだよね。洗い場を出て脱衣所に上がるとそのおやじは、タオルを固く絞り、扇風機に当たりながら体を手際よく拭いていた。 液体ソープやバスタオルなぞこうゆうおやじは決して使わないのだ。 正しい銭湯の入り方を見た様な気がしたのであった | |
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とっておきの江戸前鮨のお店を紹介します。浅草は弁天山美家古寿司。店構えは小さいが、慶応2年(1866年)の創業で140年の歴史がある。5代目の主人が伝統の江戸前寿司を握る。寿司には昔からの煮キリやツメがつけられていて、醤油をつけずにそのまま食べられる。シャリはコシヒカリとササニシキがブレンドされネタとの絶妙なコンビネーションを奏でる。最近は水っぽいシャリが多いからね。煮イカ、こはだ、あなご、まぐろのズケ、昆布でしめた平目、煮あわび。江戸前のネタが口の中で踊り、至福の時間がおとずれる。浅草に立ち寄った折には是非。ちなみにイクラやウニはないからね。念のため。 ★台東区浅草2−1−16 03−3844−0034 | |
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アメリカのアーカンソーから知り合いに注文していた水晶が届いた。アーカンソー州はテキサスの隣の州で、マッカーサー将軍や元アメリカ大統領ビル・クリントンの出身地。アーカンソーは名だたる水晶の産地でもあり美しい輝きと透明感のある素晴らしい水晶が採れるので有名。余暇に家族で掘るようなサンデー・マイン(日曜鉱山)を含めて無数の水晶鉱山があるそうで、休みの日に家族で掘りに行くなんて何ともうらやましい話だ。もどかしく梱包を解くと、ひとつひとつ丁寧に紙で包まれた水晶が出てきた。その紙をよく見るとそれはゴスペルソングの楽譜であった。♪ The Lord is my light and my salvation ・・・。アメリカ深南部のアーカンソーは敬虔なクリスチャンが多くゴスペルソングが盛んだ。アメリカの田舎の香りをたっぷりと含んだその包み紙の上の水晶は、特別に輝いて見えた。 | |
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台所の片隅にコロンと転がっていたじゃが芋から小さな芽が出ていた。半分に切って水を張った皿に浸けてほっておいたら芽が伸びて来た。「よし、土の中で本格的に育てよう!」と思い、小振りの素焼きの鉢に入れ替えて、毎日水遣りをするとスクスク育ち、小さな鉢では不安定なほど太く力強い茎に葉を茂らせ、今では小さな白い可憐な花まで付けた。植物のパワーは凄い!土の中の養分とじゃが芋に貯えた養分をエネルギーに変えて、光合成をくり返しながら生き抜こうとする。愛おしく思いじゃが芋に、「おい、頑張ったな!花まで付けて!」と喋りかけると、ちょっと照れくさそうに『まあね!』とじゃが芋のつぶやきが聞こえた様な気がした。 | |
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『つれづれなるままに、日ぐらしすずりにむかひて、こころにうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。』あまりにも有名なこの序文で始まる吉田兼好の『徒然草』。『徒然』とは辞書を引くと『なすべきこともなく退屈なこと』とある。なすべき事も余りないおじさんは、たまにカメラ片手に散歩に出かける。たまに散歩に出るとたまに変なものに出くわす事がある。家の近くをつれづれなるままに歩いていると、見通しの良い1本道の遥か彼方から大振りな物体がユラユラとこちらに向かって来る。『なんだろ〜。犬にしてはちょっと大きいな〜。』近づいて来るとそれは何と子馬とおじさんの散歩であった。『まあ〜良いけどね。馬と散歩してはいけないと言う規則はないし。』つれづれなる時は是非散歩をおすすめする。たまに変なものに出くわして『あやしうこそものぐるほしけれ』となるかもしれない。 | |
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今、巷ではスィーツばやりだが、昔からの冬の定番スィーツと言えば『鯛焼き』。その鯛焼きの美味しいお店を紹介するね。東京は麻布十番にある鯛焼き『浪花家』。通っている書道教室の近くにそのお店がある。鯛焼きを買って帰るのが、書道教室に通うもう一つの楽しみなのだ。明治42年の創業。『赤のれんの鯛焼き』で有名で、江戸っ子好みの鯛焼きも、場所柄最近は外人客も増えているそうだ。薄いきつね色の皮はカリッと焼き上がり香ばしく、尾っぽまでたっぷりと入った潰し餡は、甘味を押さえたさっぱり味。絶品だ。冬の夜こたつにでも入り、大振りの湯のみ茶わんに渋茶を並々と注ぐ。鯛焼きを二つに割ると潰し餡がトロ〜リ。『う〜んたまらない!デリシャス!』◆浪速家03ー3583ー4975 | |
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秋も少しずつ深まり、暑い夏の湯だった頭も少し冷えてきたので、又おやじの独り言書き始めます。初秋の田舎を楽しもうと、友人と2人で会津西街道へ釣り竿を携えてドライブに出かけた。会津西街道は栃木県宇都宮から日光に向かい、今市から会津若松に至る街道。奥州街道の裏街道であり、会津藩が参勤交代で江戸に向かうため整備され、越後以北の人々にとっては江戸への近道で、盛んに利用されたそうだ。今の時期はいたる所にコスモスや野の花が咲乱れ、古き良き日本の原風景を残している街道で、街道沿いには男鹿川や阿賀野川(大川)が流れ、釣りを楽しむ事が出来るのだ。旅は行き当たりばったりの旅にかぎる‥‥。つづきは近々『会津の旅・フォトエッセイ』として掲載します。 | |
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今年、庭の梅ノ木の下の紫陽花(あじさい)に沢山の花が付いた。昨年、花が咲き終わった後に、摘心したのが花付きに良かったみたいだ。鉛色の梅雨空の下、鮮やかな色彩を放ち、雨露を受けて咲く大輪の紫陽花の花を見ると、ちょっと心が晴れやかになる。我が家の庭にはもう1つ、梅雨空にふさわしい生き物がいる。それは『ガマ蛙のピョン吉』。オス・メスを確かめたのではないが、取りあえず『ピョン吉』と勝手に名付けた。よく近寄って見ると、案外愛くるしい顔をしている。店仕事が終わり帰ると、家の入り口でいつもこの季節、ピョン吉が「お疲れさま!」と出迎えてくれる。泰然自若、大人(たいじん)の風格で、近寄っても逃げようともしない。友人にそのガマ蛙の事を話したら、「カエルは水の中で卵を産んで、生まれるんだぞ。近くにそんな所あるの?」シトシトと雨が降り続く夜に酒を呑んでいると、ふと友人のその言葉を思い出してしまう。「近くに池などないし、ピョン吉はいったいどこで生まれたんだろ〜?」 | |
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